一貫してオーディオアンプにおける真空管の優秀位性を主張してきた上杉佳郎氏は、この主張の正当性を
製品化を通じて市場で証明する目的で 1971 年に 有限会社 上杉研究所を設立されました。
当時のオーディオアンプ半導体化の潮流の中で同研究所で生み出された真空管アンプは確実にユーザーの
支持を獲得し、確固たる真空管アンプメーカーとしての地位を築くに至りました。
事業活動を通じて全世界から収集した真空管全盛時代に生産された膨大な数量の高品質真空管は
今日のウエスギアンプの背骨を成しております。
2010 年 12 月に逝去された上杉佳郎氏を悼み、これらの高品質真空管を製品に活かしたメモリアルモデルとして真空管式ステレオプリアンプ U･BROS-2011P ならびに真空管式モノラルパワーアンプ U･BROS-2011M を商品化いたしました。
商品説明
～特徴～■基本性能を大幅に改善するために
シャーシーコンストラクションならびに増幅回路を一新
真空管プリアンプの課題であった残留ノイズならびにチャン ネル間クロストークの低減を実現しました。
制御回路、電源ならびに信号間の相互干渉の少ないコンスト ラクションを実現しました。
■ワイヤレスコンソール
アナログ操作ならびに表現力豊かなインジケーター等、最新 技術によりアナログ感覚あふれるインターフェースを実現し ました。
■バランス入力端子を装備
デジタルソース機器等からのコモンモードノイズの進入を阻 止する低雑音伝送を可能とするバランス伝送に対応したバラ ンス入力端子を 2 系統装備しました。
～ワイヤレスコンソール～
■電波による相互通信で安定性が高く、任意の位置関係で設置可能です。 従って従来のリモコンのように本体の受光部に向けたりする必要がな く、本機を自由に設置した状態でストレスなく操作できます。
電波の性質上浸透性がたかく、木製キャビネット内部にアンテナを設 置しており、外観上リモコン対応であることを意識させません。
■アナログボリュームに近い操作感を実現しました。
ボリューム用ロータリーエンコーダーに入力された回転方向、回転速 度、履歴からユーザーの意志を推測するアルゴリズムを開発し、限り なくアナログボリュームに近い操作感を実現いたしました。
このための高度な演算をおこなうアルゴリズムに対応するために大容 量の通信が可能な Bluetooth LE 通信を採用しました。
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仕様
■形式：真空管式 ステレオラインプリアンプ■入力：
ライン： 6 系統
アンバランス入力： 4 系統
バランス入力： 2 系統
■出力：
プリ出力： 2 系統
ソース出力： 1 系統
■入出力端子形状：
アンバランス入力： RCA PIN 端子
バランス入力： XLR 端子 2 番ホット
■入力感度/入力インピーダンス： 200mV /100kΩ
■電圧利得： 15dB
■雑音性能（A-NET）：
-113dB： 入力換算値
-98dbV： 残留雑音出力値
■定格出力電圧： 1.2V
■周波数特性： 2～100kHz（+0,-3ｄＢ）
■低域補正（LOW COMPENSATE）：
１： +5dB ターンオーバー150Hz
２： +5dB ターンオーバー300Hz
３： +9dB ターンオーバー150Hz
４： +9dB ターンオーバー300Hz
■消費電力： 22W（AC100V 50/60Hz）
■最大外形寸法（m/m）：
435（幅）×146（高さ）×365（奥行）：U・BROS-280
93（幅）×67（高さ）×167（奥行）：U・BROS-280RM
■質量：
U・BROS-280：13.8ｋｇ
U・BROS-280RM：0.8Kg（含電池）
