1918年、オルトフォンはデンマーク・コペンハーゲンで誕生しました。
オルトフォンの歴史は、1918年にA.ピーターセンとA.ポールセンが創立したエレクトリカル・フォノフィルム・カンパニーにその源を発します。二人は、この会社から行った史上初の本格的な音の出る映画システム“SYSTEM PETERSEN OG POULSEN”の発表で世界に名を馳せました。エレクトリカル・フォノフィルム・カンパニーは、後にフォノフィルム・インダストリーA/Sと改称され、その傘下に、1951年オルトフォンA/Sが設立されました。
「オルトフォン」の名称自体は、既にこの以前からピックアップ製品等に対するブランド名として使用されています。「オルトフォン」は、ギリシャ語の「真正な」「正統な」を意味する“orto”と、同じく「音」を意味する“fon”の2つを組み合わせた造語です。オルトフォンはその名の示すとおり、終始「アナログサウンド」に関わって歩みを進めてきました。そして、自ら標語として掲げる“ACCURACY IN SOUND”の実現を一貫して追求し続けています。
商品説明
モノラル盤にはモノラル用カートリッジの使用がベストです。左右にぶれず、確実にスピーカーの中心に定位する図太いモノラルサウンドの再生にはCG 25 Di MkIIをお勧め致します。本機の最大の特徴は、何といってもその構造と歴史にあります。CG 25シリーズのルーツは、オルトフォンが自社で開発・製造したカッターヘッドで刻んだラッカー・マスター盤を再生するべく1948年に開発したType-Cという業務用カートリッジまで遡ります。このType-Cは当時のプレイバック・スタンダードと言っても過言ではありません。SPUの誕生よりはるか昔、ステレオ再生が実用化される以前のモノラル時代には本機がLP盤量産前のサウンドチェックに用いられ、またラジオ放送に際しても本機からの信号が欧州各地の放送網に乗せられていました。これを復刻したCG 25 Di MkIIおよびSP盤専用のCG 65 Di MkIIは、オルトフォンが現在製造する歴史的遺産の中でも最古のものにあたります。 なおCG 25 Di MkIIはステレオ再生の規格が完成する前に基本設計が行われた製品につき、カンチレバーは左右方向にのみ動く完全なモノラル再生専用機です。ステレオ盤を再生するとトレースできずに音溝を破損する恐れがありますので、十分にご注意ください。>> 送料・手数料についての詳細はこちら
仕様
発電方式:MC出力電圧:1.5mV
周波数特性:20Hz - 18,000Hz
適正針圧:3.5g
内部インピーダンス:6 ohm
カンチレバー:カッパー
ダイアモンド針:Spherical 25μm
自重:37g