繊細でしなやかな表情と力のある明瞭な低音
MMとMCに両対応したフォノイコライザー
オーディオ銘機賞2016・受賞
商品説明
LEGGIERO(レジェーロ)はMMとMCに両対応したフォノイコライザーです。特にMC入力はフィデリックスが独自に開発したV-I-V方式を搭載しています。初段で電圧電流変換し、後段にて電流電圧変換を行います。この構成によって-156dBVという極めて低い入力換算ノイズと、ギガΩクラスの高い入力インピーダンスと、高い直流安定性を同時に得ています。高い入力インピーダンスにすると、鉄芯MCであっても、空芯MCに近いような漂う空気感までをも再現します。この増幅回路の全てがJFETのクラスA動作で構成され、その他の部品も抵抗は非磁性のPRP社の抵抗、コンデンサーは現時点で最も高音質が得られるPPSフィルムを採用し、信号回路にはケミコンを一切使用していません。これらは微妙な質感の再現にも気を配った結果です。また、全段とも電源は、ほぼ一定電流の動作をさせることで、電源を安定させ、電源を通じて各段が干渉することを防いでいます。このため、繊細でしなやかな表情と力のある明瞭な低音が両立しました。
LEGGIERO(レジェーロ)はRIAAを基準に、正面左のロータリースイッチで50Hz以下が-4dB、-2dB、0dB、+2dB、+4dBの5段階、2kHz以上は右のロータリースイッチで-2dB、-1dB、0dB、+1dB、SP用の5段階が選択できます。これらの組み合わせによって25種類のカーブが選べるので、RIAA以外のSP、AES、NAB、FFRR、OLD RCA、COLUMBIAに似たカーブが選択できます。古いレコードにはいろんなカーブがありましたが、特に旧ソ連や東ヨーロッパのレコードはRIAAへの統一が遅れ、NABに近いものが続いていました。本来の録音意図を鑑賞することも、デジタル化するにも大いに役立ちますが、録音は完全なものばかりとは限りませんので、臨機応変にトーンコントロールのように自由に使うのも良しです。
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仕様
入力インピーダンス・・・MC:1GΩ or 330Ω / MM:47kΩ出力インピーダンス・・・RCA:100Ω / XLR:200Ω
ゲイン・・・MC:65dB / MM40dB
入力換算ノイズ・・・MC:-156dBV / MM-140dBV
入力換算雑音密度・・・MC:0.3nV/√Hz、MM:1.8nV/√Hz(1kHz)
全高調波歪率・・・0.01%(2Vrms@1kHz)
最大出力電圧・・・6Vrms
RIAA偏差・・・±0.4dB(20~20kHz)
サブソニックフィルター・・・16Hz(-3dB@50kΩ負荷)
突起部を含まない寸法と重量・・・本体約150(W)×50(H)×250(D)mm、約1.2kg / 電源約65(W)×50(D)×130(D)mm、重量約0.6kg
動作温度・・・5°C~35°C
電源・・・AC100V~120V、50/60Hz 6W(@AC100V)
電源線はアース端子の無い2線式
主なカーブ・・・RIAA、SP、AES、NAB、FFRR、OLD RCA、COLUMBIA
付属品・・・RCA用ショートピン2個、GND用バナナ1個