パラヴィチーニの傑作管球式プリアンプ「EAR 912」のフォノステージ。
驚嘆するほどに瑞々しく、どこまでもナチュラルな至高の音色。
アナログ再生芸術に人生を捧げる男"ティム・デ・パラヴィチーニ"...
レコードの音色を最も美しく響かせる至宝の音楽装置「EAR」...
その音は、真に心地よく、そして鮮烈な「アナログ・マスターサウンド !」
プロフェッショナルレコーディング用のテープマシンやアナログレコードのカッティングマシン、コンプレッサー/リミッター、マイクロフォンアンプ、イコライザー等々を含む、音楽の入り口となる録音装置から、プリ/パワー/プリメインアンプ、ターンテーブル、CD/DAC、スピーカー等々の音楽の出口となる再生装置に至るまでのデザイン、製作を1人で創造してしまう天才エンジニア「Tim de Paravicini(ティム・デ・パラヴィチーニ)」よって、EAR社は、1977年に歴史ある町イギリスケンブリッジに創立されました。
パラヴィチーニ / EARによってデザインされた全ての製品は、最高品質のマテリアルを使用すれば高品位な音が得られると言うような安易な発想では無く、常にチャレンジ精神溢れる独自の回路設計とパーツ/アッセンブリーを使用し、およそ「マーケティング」などと呼ばれる言葉とは無縁の英国内のファクトリーにて熟練クラフトマン達によりハンドビルドで1つ1つ丹念に仕立てられます。
「アーティスト達が創造する素晴らしい音楽を、そのままリスナーに届けたい。」パラヴィチーニ / EARの純粋な想いと、もはや芸術的レベルとも言うべき独創的な回路設計、及び音色/音触(タッチ)の圧倒的な美しさや瑞々しさは、本当に比類するものが無いほど孤高の存在と言えるでしょう。
パラヴィチーニ / EARは、デザインした多くの製品(作品)に真空管が多用されるため、「King of Tube」「King of Analog 」の異名を持ちます。
特にアナログ・レコード再生においては、現在考え得る音楽再生芸術の最高峰とも呼ぶべき音色、音質、音場が得られます。
その音は、まさに「アナログ・マスターサウンド」とでも呼ぶべき、アーティストやエンジニア達がその情熱の全てを注ぎ込んだ「マスターテープ」の臨場感や生命感を彷彿とさせるクオリティーです。
現在は、Acute CDプレーヤーを初めとしたデジタル分野へも意欲的に進出し、こちらでも高い評価を得ています。
また、ボブ・ラドウィグやポール・マッカートニー、ピンクフロイド(デイヴィッド ギルモア/ジェームス ガスリー)、モービルフィデリティをはめとした非常にシビアな音を要求する世界的なアーティスト、プロフェッショナルスタジオのエンジニアやプロデューサー、レコードレーベル等々から絶対的な安心感と信頼を得ており、音の入口から出口まで「心地よい美しい音」を記録、保存、再生のできる唯一無二の存在として益々世界中から多くの賞賛を頂いています。
商品説明
高音質盤で高い人気を誇る「Mobile Fidelity Sound Lab」や「The Exchange」等々、アナログレコードのマスタリングに関わる数々の機材の設計やモディファイを行い、ミュージシャン達が吹き込んだマスターテープから、最高の音楽を紡ぎだし、当時の生々しく、そして熱気のほとばしる演奏を現代に蘇らせることの出来る稀有なエンジニア「ティム・デ・パラヴィチーニ」。マスターレコードを作成する際に、非常に重要な役割を担うレコードカッティングヘッドのドライブアンプの作成や、マスターテープを再生する「Studer」や「Ampex」等のテープマシンのカスタムリビルト、またそれらの音源をナチュラルに響かせるためのイコライザーやコンプレッサーの製作等々、「King of Analog」の名に相応しい膨大な知識と経験、そして音響機器に関する全方位的、且つとてつもなく深いノウハウは、まさに比類なき存在です。
その最高の音源を、最高のまま再生させるために開発されたプロフェッショナル用プレイバック装置が「EAR 912」です。
ハイエンドからローエンドまで、色づけ無くナチュラルに楽器やヴォーカルを歌わせる様は、プロ環境の超高次元な要求に耐えて余りあるパラヴィチーニの最高レベルのデザインを感じさせます。
このプロ専用再生機「EAR 912」の超高品位なフォノステージを独立させ、管球式フォノイコライザーの最高級機として設計されたモデルが「EAR 88PB」です。
アナログレコードのポテンシャルを全て引き出すために、パラヴィチーニが試行錯誤を重ねて、自らが手巻きでデザインしたオリジナルのMC昇圧トランスを採用し、フォノ入力も2系統を装備し、ダブルアーム仕様や、2つのターンテーブルを繋いで音質のバリエーションを楽しむ事も出来ます。(1系統はMM専用)
高品位なアナログヴォリュームコントロールが与えられ、プリアンプを介さずにダイレクトにパワーアンプへ接続してピュアなアナログサウンドを楽しんだり、或いはプリメインアンプやプリアンプに接続して、盤によって発生する歪を抑えるためのゲインコントローラーとしても活躍することでしょう。
また、EARサウンドの源泉とも言える、これもパラヴィチーニのオリジナル設計となるトランスフォーマーを連結したチューブ式(PCC88 x 4)出力段から、それぞれアンバランス出力用のRCAソケット、或いはバランス動作用のXLRから出力されます。(スイッチでアースラインを切換え可/出力は同時出力です)。特にRIAAイコライゼーションカーブにマッチングさせるために、非常に安定性の高いサーキットをデザインし、グルーブに刻み込まれた微かな音の粒子を、逃さず美しく描き出します。
ヴォーカルの官能的な口元の動きや、ウッドベースの太い弦が空気を震わせるナチュラル極まりない空気感、あるいはピアノやハープシコードの超高域を美しい残響を伴って空気中に深く艶やかに浸透させる空間表現の妙が「EAR 88PB」の真骨頂と言えるでしょう。
各楽器が濁り合わず、すっきりと分離しながらも美しいハーモニーを奏で、演奏が録音された時のコンサート会場やスタジオの環境すらも目の前に映し出します。
「EAR 88PB」はアナログレコードに高音質音源を吹き込むマスタリングを知り尽くしたパラヴィチーニが、高音質をそのまま再生するために最高の技術を投入したスペシャルフォノイコライザーです。
「これほどまでにこのレコードが美しく歌うのか」と驚嘆するまでに、貴方の愛聴盤に新たな輝きを与え、更なる音楽からの感動に打ちひしがれることでしょう。
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仕様
●RIAA Accuracy:±0.3 dB●入力:MC 1系統(MM切換え可)、MM 1系統
●出力(スイッチ切替式):1 x Balanced XLR、1 x Unbalanced RCA
●入力インピーダンス(MM):47k
●入力インピーダンス(MC):4Ω 又は 40Ω(出荷時指定工場セッティング)
●出力インピーダンス:60Ω
●感度(MM):2.5mV (1V output)
●チャンネルバランス:±0.2dB
●S/N比:68dB (ref. 2.5mV )
●歪率:0.2%(2Vアウトプット時)
●オーバーロードマージン:12V output
●バランス出力:2 pin HOT (ポジティブ位相の場合)
●使用真空管:PCC88(7DJ8)またはECC88(6DJ8)×4
●消費電力:20W
●サイズ:W245 x D340 x H108 (mm)
●重量:7.2kg