アルニコ磁石、剛性のある磁気回路構成、フラックスダンパーの採用により、MCカートリッジに在りがちな“ハッシュネス”ほとんど解消され、まさにアナログの優位さを体感できます。
商品説明
アルニコマグネットフラックスダンパー
Boronカンチ搭載
低出力MCカートリッジ
世界初のフラックスダンパー採用のXX-1から全面的なリニューアル。 アルニコマグネットとフラックスダンパーの相互作用により、全周波数帯域に亘りその高い分解能と再生音のスムースが両立しています。XX2MKIIではボディと磁気回路がよりリジッドな構成になり、すべてに渡り高い剛性を達成しています。
XX-1は1989年に世界で初めて、フラックスダンパーとマグネットのソフト化機構(いずれもパテント取得)を採用したMCカートリッジとして誕生しました。XX-1の開発に際しては、磁気回路における磁場の影響、すなわちカンチレバーボビンエアギャップ内での磁束の流れがいかに再生音へ影響するかを考察し、より理想的な磁気回路を構成しました。その自然且つスムースで滑らかな再生音は18年以上を経過した今でも、世界の著名オーディオ雑誌で高い評価を獲得しています。
XX-2MKIIはフラックスダンパー機構はそのまま継承しながら、高価なアルニコマグネットを使用することで、その高品位な再生能力は更に向上しています。アルニコマグネットは高い磁束密度を持ちながら磁気抵抗が極めて小さいため、音質的に優れ安定した出力電圧を得ることができます。
XX-2MKIIではさらに、より堅牢な磁気回路構造を採用し、それを支えるボディにも高硬度アルミニウムを採用しています。この高剛性化により、スペックでは表せないアナログの持つ優位性が再認識されます。
XX2MKIIの音楽性豊かなその再生音は、力強い深みのある低音、透明感がありクリアーではあるがあくまで滑らかな高音が特長です。 特に高音域は、多くのMCカートリッジが持っているハシュネス(ある種のうるささ)がなく限りなくスムースです。
この全再生帯域における再生音のベストバランスは、ダイナベクターのカートリッジに対する長きに亘る豊富な経験と熟練技術者による綿密なる一品一品の組立て調整により始めて実現可能となるものです。
■低出力タイプ
出力電圧は0.28mVを確保しています。ヘッドアンプの推奨負荷インピーダンスは30Ω以上、昇圧トランスは約5Ωですので市販の多くのヘッドアンプ等に適合します。
■高剛性の高硬度アルミ合金ボディの採用
再生音に大きな影響を与えるカートリッジシェルについ ても十分な検討を加え、高硬度アルミ合金の無垢材を機械加工により削出しています。
■6mm長ソリッドボロンカンチレバー
6mm長ソリッドボロンカンチレバーにPFラインコンタクト針を採用しています。コイルには PCOCC (pure copper ohno continuous casting process) 線を採用。
■独自の磁気回路構成
磁気回路の構成にはダイナベクターの「最新の技術」が投入されています。磁気抵抗の低い高価なアルニコマグネットを使用し、フロントヨークとリアヨークをボルトでタイトに結合。さらにエアギャップ内の磁気の流れを安定化するフラックスダンパーも装備。これらの磁気回路に対するダイナベクターの「こだわり」が、他のMCカートリッジと一線を画すダイナベクターカートリッジの特長です。
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仕様
形式:低出力MCカートリッジ(フラックスダンパー&アルニコマグネット採用)出力電圧:0.28 mV (at 1KHz, 5cm/sec.)
チャンネルセパレーション:30 dB (at 1KHz)
チャンネルバランス:1.0 dB (at 1KHz)
周波数特性:20 - 20,000Hz (±1dB)
コンプライアンス:10 x 10-6 cm/dyn
針圧:1.8 - 2.2g
直流抵抗:R=6 Ω
推奨負荷抵抗:30 ohms以上
カンチレバー:6mm 長 0.3 φ ソリッドボロンカンチレバー
スタイラス:0.14 x 0.08 mm PFラインコンタクト針
自重:8.9 g