フラッグシップモデル
リアルな実在感と滑らかさが絶妙にバランスし、その再生音は、豊かな臨場感とともに各楽器群のイメージが鮮明に浮かび上がります。
商品説明
●贅沢にも高価なアルニコマグネットを8ヶ独立配置●従来の磁気回路設計の常識を打破る独創的､且つ画期的な磁気回路
●より理想的な磁束分布を実現した磁気回路部品の採用
■開発の背景
ダイナベクターでは過去数年に亘り、磁気回路における磁気特性がいかに音質に影響するかを理論的に研究し フラックスダンパー、ソフト化マグネット（いずれも特許）とその研究成果を製品造りにいかしてきました。 1999年に発表したXV-1ではその研究成果として、8個のアルニコマグネットと全くユニークなＶ型ヨークを使用するという、今までにない画期的な磁気回路をを完成させました。 2002年に発表したXV-1sでは、より理想的なエアギャプ内での磁気分布のリニアリティを達成すべく、Ｖ型フロント、磁気イコライザーにコストに拘らない高精密且つ複雑な機械加工を施し、更に再生音に顕著な影響を与えるボディ素材にも検討を加え、マグネット支持ボディには厳選したアフリカ黒檀を採用しました。その再生音は豊富な情報量とその実在感に富み、その優れたパフォーマンスは過去数年に亘り国内外のオーディオファイルや著名オーディオ誌か高い評価を受け、現在に至っています。 ダイナベクターではこれに満足することなく、さらなる改良を加えるべき、数年に亘り試作実験を繰り返しました。今回新発売する XV-１tでは、より理想に近いエアギャプ内での磁気分布のリニアリティ実現だけに留まらず、カートリッジを構成パーツの素材一つ一つにも熟考を重ね決定しました。 その結果XV-1tでは、XVが従来から持つリアルな実在感と滑らかさが絶妙にバランスし、その再生音は、豊かな臨場感とともに各楽器群のイメージが鮮明に浮かび上がります。 この革新的な設計思想から誕生したXV-１tは、デジタル全盛の今日においても、アナログソースが卓越した情報伝達メディアであることを再認識することができると共に、音楽的感動を引き出すことができます。
■構造と特長
◆理想を追求した磁気回路構成
V字型のフロントヨークとリアヨークの間に円柱アルニコマグナットを４個、さらにポールピースに相当する部分に円柱アルニコマグネットを４個、合計８個のマグネットを配置しています。更に特殊加工した磁気イコライザーを加えることにより、エア・ ギャップ内での磁束分布のリニアリティーと直交性は通常の磁気回路に比べ、かつてない程の改善が図られています｡またフロントヨークには発電コイルの振動による磁気の動的な磁束変動を緩和するフラックスダンパーを装備しています。
◆主な特長
・超高純度鉄アマチュアボロンカンチレバー針Assy
アマチュアには超高純度鉄を使用することにより、耐食性に優れ、経年変化のない安定した磁性特性を得ています。
・独自形状アマチュアには極細巻線コイルを採用
フロントヨークの4角穴形状にマッチさせる為、特殊加工したアマチュアの外側周辺に沿って１６ミクロン極細コイル巻いています。これによりエアギャプ内でのフラックスはコイル周辺に集中し、磁気分布のリニアリティをこれまで以上に高めています。
・アルニコ・コラム（柱状晶）マグネットを使用
結晶組織を1方向に揃えることにより、磁気特性を更に高めたアルニコ・コラムマグネットを採用しています。これにより磁気回路の特性と安定性は飛躍的に向上しています。
・マグネット支持ボディに漆仕上げ竹集成材ブロックを採用
磁気回路を保持する筐体の振動特性も音質に強い影響を与えます。XV-1tでは従来の黒檀に代わり、オーディオのボディ素材としてはまったくユニークな竹材を精密機械加工し、表面を日本独特の漆コーティングを施しています。これにより高い剛性と制振効果が絶妙にマッチし、その再生音にも大きく寄与しています。
>> 送料・手数料についての詳細はこちら
仕様
形式：低出力タイプMCカートリッジ、マルチアルニコマグネット、フラックスダンパー装備出力電圧：0.35mV (1KHz,5cm/sec)(1KHz)
チャンネルセパレーション：30dB以上(1KHz)
チャンネルバランス：1.0dB以下
周波数特性：20～20,000Hz(±1dB)
コンプライアンス：10×10-6 cm/dyn
針圧：1.8～2.2g
直流抵抗：R=24Ω
推奨負荷抵抗：75Ω以上
カンチレバー：6mm 長 φ0.3mm径ソリッドボロン針 特別アマチュア採用
スタイラス：PFラインコンタクト 曲率半径 7x30ミクロン
自重：12.0g
