ダイレクトパワーステレオMCカートリッジ
AT-ART1000X
2024年7月12日発売
販売価格はお問い合わせください。
音から生まれる感動を、ありのままに。未知なる音の世界へ導く、次世代の空芯型MC。
音から生まれる感動を、ありのままに伝えたい。
このシンプルでひたむきな思いから始まったオーディオテクニカのモノづくり。
この理念は、1962年、当社初の製品であるMM型ステレオ・カートリッジ AT-1 に始まり、数々の賞に輝いたカートリッジやマイクロホン、ヘッドホンにいたる歴史の中で、連綿と受け継がれてきました。オーディオテクニカのトランスデューサーやカートリッジの技術は、その工学的な緻密さや音質だけではなく、多くの人に音を聴く楽しさを提供できる性能が、国内外で高い評価を受けています。そして2016年、創業以来こだわり続けるアナログリスニングのさらなる理想を追い求め、発表された「オーディオテクニカ・エクセレンス」シリーズ。8年の時を経た今、新たなステージが幕を開けます。
発電コイルをスタイラスチップの直上に配置するという類を見ない構造により、異次元の音質表現を実現したダイレクトパワーステレオMCカートリッジ AT-ART1000 。その次モデルとなる AT-ART1000X は、フラッグシップカートリッジである AT-ART1000 の設計思想とデザインを踏襲し、より洗練されたダイレクトパワー方式よる三次元的な空間表現と、Hi-Fiオーディオを愛する方にも楽しんでいただける仕様でさらなる高みへ。60年以上に亘り、培ってきたアナログオーディオ技術の知識とノウハウを、最先端の素材と設計に融合させることで実現する未知なる音の世界。日本で開発、設計、製造された AT-ART1000X は、全世界のオーディオファンへ最高峰のリスニング環境をお届けします。
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AT-ART1000Xの詳しい内容やお買い求めについて
ご興味、ご関心がございましたら、お気軽にお問い合わせください。サウンドハイツではAT-ART1000Xを常設展示(2024年7月12日発売日以降)しております。
ご来店くだされば、ご試聴可能です。
お客様の聴き慣れたご愛聴のレコードをお持ちください。
ダイレクトパワー方式の空芯型MC
発電コイルをスタイラスチップの真上に配置した独自のダイレクトパワ一方式アナログオーディオにおける、最高峰のリスニング環境をお届けするために開発したダイレクトパワー方式を採用。発電コイルをカンチレバーの根元に配置する従来方式と比べ、カンチレバーの長さや材質に起因する音質への影響を抑制できます。これまで表現が難しかった音の細部まで生々しく描写し、かつてない高忠実度再生を実現します。
新開発の角型コイルにより発電効率を改善し、低域の再生能力を向上
AT-ART1000 で採用した丸型コイルと比べ、新開発の長方形コイルでは一定の音溝への変位に対して大きな磁束の変化量が得られるため、出力電圧が向上しています。そのうえで、低域の聴感上の周波数レンジの広がりとより高解像度での描写が可能に。人の体温を感じるような生々しさや熱量まで表現します。空芯型コイルによる、豊かで三次元的な空間表現
コイルのコアに非磁性体を用いたた空芯型。本製品ではその構造を活かした応答性能の速さやトランジェントの良さに加え、空芯型カートリッジが得意とする歪の少ない自然な響きも相まって、三次元的な空間表現を可能にします。コイル線材にはPCOCCを採用
コイル材にはφ20μmのPCOCC線を用い、1.1×0.6mmの長方形で8ターン巻いた空芯コイルを採用。コイルを極薄25μmの特殊フィルムで保持し、わずか0.5mmの強力な磁気回路中のギャップに配置することで、空芯型でありながら、コイルインピーダンス3.5Ωで0.22mVの出力電圧を獲得しています。スタイラスチップに特殊ラインコンタクト針、カンチレバーにソリッドボロンを採用
オーディオテクニカ社のカートリッジの中でもシリーズ最高級機にのみ使用する、スタイラスチップには特殊ラインコンタクト針、カンチレバーにはソリッドボロンを採用。レコードの音溝から多くの情報を拾い上げる高性能な仕様です。インテグレーテッド型トーンアームに取り付けやすいネジ切り仕様
新たにカートリッジ側をネジ切り仕様に変更しました。アーム先端に直接カートリッジを取り付けるインテグレーテッドタイプへの取り付けが容易に。カートリッジを付属のネジのみで直接固定でき、トーンアームへの取り付けをより安全に行うことができます。チタニウム、アルミニウム、硬質樹脂で共振分散を図ったハイブリッドボディ
専用磁気回路と振動系を支えるベース部には、チタニウム削り出し材を採用。硬質かつ音響的な響きの良さを持つチタニウム材は、切削加工に大変な手間とコストがかかるため、オーディオテクニカ社のカートリッジの中でも最高級機のみに使われています。また、ハウジングにはアルミニウム、カバーには硬質樹脂材と、素材の異なる組み合わせにより音質に悪影響を与える寄生共振を分散しています。さらに、磁気回路の耐腐食性を向上させる新たなコーティングを採用し、より長期に安定した性能を維持します。職人による完全なる手仕事で仕上げる、貴重なMADE IN JAPANモデル
1962年の創業から60余年の歴史を紡ぐフラッグシップモデル。伝統的なクラフトマンシップに基づき、日本国内でハンドメイドする希少なMADE IN JAPANです。職人による完全なる手仕事で仕上げる、貴重なMADE IN JAPANモデル
1962年の創業から60余年の歴史を紡ぐフラッグシップモデル。伝統的なクラフトマンシップに基づき、日本国内でハンドメイドする希少なMADE IN JAPANです。天然無垢のウッドケース
天然無垢のタモ材を採用したカートリッジ保管ケースカートリッジ未使⽤時には、ウッドケースへ安全に保管することができます。また、ケースの上蓋を開けると、シリアル番号をレーザー刻印した透明のアクリルプレートが設けられているため、鑑賞してお楽しみいただけます。
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Technical specifications テクニカルデータ
型式 | ダイレクトパワー方式、 空芯MC型 |
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再生周波数範囲 | 15~30,000Hz |
出力電圧 | 0.22mV (1kHz、5cm/sec.) |
チャンネルセパレーション | 30dB (1kHz) |
出カバランス | 0.5dB (1kHz) |
針圧 | ダイレクトパワ一方式では、カートリッジに針圧をかけることで、コイルが磁気回路に入り込み発電することができます。生産時に製品を1台ずつ検査・調整し、出力電圧やチャンネルセパレーションが 最適になる針圧を確認した上で、その値を標準針圧に設定しています。よって固体ごとに針圧の適正値が異なる、まさにハンドメイドならではのこだわりです。 |
コイルインピーダンス | 3.5Ω(1kHz) |
直流抵抗 | 3.5Ω |
負荷抵抗 | 30Ω以上(ヘッドアンプ接続時) |
コイルインダクタンス | 1μH(1kHz)以下 |
スタチックコンプライアンス | 30×10-6cm/dyne |
ダイナミックコンプライアンス | 20×10-6cm/dyne (100Hz) |
針先形状 | 特殊ラインコンタクト |
先端曲率半径 | 1.5×0.28mil |
カンチレバー | Φ0.26mm ソリッドボロン |
垂直トラッキング角 | 19° |
外形寸法 | 17.3mm×17.0mm×25.5mm (H×W×D) |
カートリッジ取り付けネジ穴 | M2.6×2 |
質量 | 11g |
付属品 | ・ケース(木箱) ・非磁性体ドライバー ・ワッシャー×2 ・プロテクター ・ブラシ ・カートリッジ取り付けビス(M2.6) 12.0/10.0/8.0/5.0mm 各×2 |